整骨院・整体院・接骨院のSNS集客を徹底解説!おすすめの支援会社から効果的な運用方法まで紹介
- 株式会社ビーステップ

- 11月8日
- 読了時間: 27分

![]() この記事の著者 | 山口巧己 地方×SNSマーケティングのスペシャリスト 大学在学中からSNSを独学し、父の車屋やインターンでのアウトドアブランドのSNS運用を行い、認知拡大・販売促進の向上、副次的に採用への貢献。この経験から紹介での依頼をいただき、大学4年生でフリーランスとして活動。 卒業後、WEBベンチャー企業で新規顧客開拓の営業へ従事する傍ら、フリーランス活動を継続。入社9ヶ月で退職し、独立。これまでの支援社数は50社を超える。 運用の"代行"ではなく、クライアントの経営戦略から逆算して結果へ繋げるためのSNSマーケティングが得意。 いい商品・サービス・会社を広めることが好きなSNSマーケオタク。 |
近年、整骨院や治療院でもSNSを活用した集客が当たり前になりつつあります。
しかし「投稿しても反応がない」「どのSNSを使えばいいのかわからない」といった悩みを抱える経営者も少なくありません。
SNSは使い方次第で、新規患者の獲得からリピート促進まで一貫して実現できる非常に有効なツールです。
本記事では、整骨院のSNS集客を成功させるために必要な戦略と実践方法を、具体的な事例とともに解説します。
Instagram・LINE・TikTok・YouTubeなど各SNSの特徴を踏まえ、実際に成果を上げている整骨院の共通点も紹介しますので、ぜひ自院の集客戦略に役立ててください。
また、貴社の目標を最短で達成するために必要な戦略については株式会社ビーステップへご相談ください。
ビーステップは、SNSマーケティングにおいて効果的な戦略を熟知しており、貴社の商材や目的に合わせた収益向上に直結するSNS施策をご提案いたします。
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さらに、ご支援範囲も設計から運用までワンストップで対応可能なので、業務が忙しくて手が回らない方でも、安心してご利用いただける点も魅力です。
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整骨院・整体院・接骨院でSNS集客が注目されている理由 |

整骨院や治療院業界では、従来のチラシや口コミ中心の集客から、SNSを活用したオンライン集客へと移行が進んでいます。
患者との接点が多様化する中で、SNSは「認知」「信頼」「来院導線」を一貫して設計できる強力な手段となりました。
本章では、整骨院におけるSNS活用の重要性について、次の3つの観点から解説します。
・なぜ今、整骨院にSNSが必要なのか
・SNSを活用することで得られる具体的なメリット
・SNSで集客に成功している整骨院の共通点
これらを理解することで、単なるトレンドではなく、経営に直結するSNS活用の本質が見えてきます。
なぜ今、整骨院にSNSが必要なのか
SNSが整骨院経営に必要な理由は、生活者の情報接触がデジタル中心に移行しているからです。
理由として、InstagramやLINEなどのSNSで「地域名+症状」で検索するユーザーが急増しており、従来のチラシでは届かなかった層への接点が生まれています。
例えば「福岡 肩こり 整骨院」で検索すると、上位にはInstagram投稿が表示されるケースも多く、SNSが実質的な検索エンジンとして機能しています。
つまりSNSは、広告よりも低コストで継続的に集客できる新しい“地域マーケティング媒体”となっており、整骨院にとって欠かせない集客基盤といえます。
SNSを活用することで得られる具体的なメリット
SNSを活用する最大のメリットは、患者との信頼関係を築きながら、新規集客とリピート率向上の両方を実現できる点にあります。
なぜなら、SNSは来院前後の接触を継続的に生み出し、治療技術だけでなく「人柄・雰囲気」など感情的価値を伝えられる媒体だからです。
例えばInstagramでスタッフ紹介や日常投稿を継続する整骨院では、「ここなら安心して通えそう」と感じるユーザーが増加します。
結果として、価格訴求ではなく“信頼ベースの選ばれる理由”を作ることができ、地域内でのブランド確立にもつながります。
SNSで集客に成功している整骨院の共通点
SNS集客で成果を出している整骨院には、明確な共通点があります。それは「目的設計・一貫性・継続性」があることです。
目的が「新規獲得」か「リピート促進」かを明確にした上で、発信テーマとトーンを統一し、週2〜3回以上の投稿を継続しています。
実際、Instagramで地域密着型の発信を行う整骨院では、フォロワー1,000人規模でも月10件以上の新規予約を獲得している事例もあります。
このように、SNSを“短期施策ではなく経営資産”として継続できているかが、成功整骨院とそうでない院を分けるポイントです。
整骨院がSNS集客でよくある失敗とその原因 |

SNSを活用する整骨院が増える一方で、「投稿しても反応がない」「フォロワーが増えない」と悩むケースも多く見られます。
成果が出ない原因の多くは、戦略や運用体制に共通する落とし穴にあります。
本章では、整骨院がSNS集客で陥りやすい失敗とその原因を4つの観点から解説します。
・ターゲット設定が曖昧なまま発信している
・投稿が一方通行で、顧客との関係が築けていない
・継続運用ができず、成果が出る前にやめてしまう
・広告・法規制を理解せずに炎上
・削除リスクを抱えている
これらを避けることで、より再現性の高いSNS運用が実現できます。
ターゲット設定が曖昧なまま発信している
SNSで成果が出ない最大の原因は、誰に向けた発信なのかが不明確なことです。
理由として、整骨院の多くが「すべての人に向けた投稿」をしてしまい、結果として誰にも響かない内容になってしまうからです。
例えば、「腰痛に悩む40代男性向け」にテーマを絞るだけでも、使用する言葉や画像トーン、投稿時間の選び方が明確になります。
このように、ターゲットを具体的に設定することは、発信の一貫性を高め、フォロワーが「自分ごと」として捉えるきっかけを生みます。
投稿が一方通行で、顧客との関係が築けていない
SNSで発信しても反応が得られないのは、発信が“伝えるだけ”で終わっているからです。
理由として、フォロワーとのコミュニケーションを意識せず、いいねやコメントへの返信を怠るケースが多いことが挙げられます。
例えば、コメントに丁寧に返信する整骨院では、フォロワーが安心感を抱き、来院前から信頼関係を形成できています。
つまりSNSは「情報発信ツール」ではなく「関係構築ツール」であり、双方向の対話を意識することがファン化への第一歩です。
継続運用ができず、成果が出る前にやめてしまう
SNS集客が続かない理由は、短期的な結果を求めすぎてしまうことにあります。
SNSは投稿を通じてアルゴリズムが学習し、アカウントの信頼スコアを高めることで成果が出る構造です。そのため、3ヶ月未満で運用をやめてしまうと、十分なデータ蓄積ができず成果が安定しません。
例えば、週2〜3回の投稿を半年継続した整骨院では、フォロワー数が2倍、予約数が1.5倍に伸びたケースもあります。継続こそが成果を左右する最大の要因であり、短期間での判断は避けるべきです。
広告・法規制を理解せずに炎上・削除リスクを抱えている
整骨院がSNSを運用する際に見落としがちなのが、広告・医療関連法規への理解不足です。
理由として、整骨院は「柔道整復師法」「景表法」「医療広告ガイドライン」などの規制対象に含まれるため、不適切な表現を使うと投稿削除や行政指導のリスクがあります。
例えば「必ず治る」「改善率〇%」などの表現はNGです。患者の体験談を投稿する際にも、客観的事実と誤認されないよう注意が必要です。
信頼を損なわない発信を行うためには、ガイドラインを理解した上で、安全性と専門性を両立させる運用が欠かせません。
整骨院におすすめのSNSと活用方法 |

SNSはそれぞれ得意とする目的が異なり、役割を正しく理解することで最大限の効果を発揮します。
整骨院にとっては、認知から信頼構築、そして再来院までを一貫して設計することが重要です。
本章では、整骨院が活用すべき主要SNSの特徴を次の4つの観点から解説します。
・Instagram|認知拡大とブランディングで新規患者を獲得
・TikTok|短尺動画による認知拡大
・LINE公式アカウント|リピート促進
・CRMの構築・YouTube|権威性を高めるブランディング施策
それぞれのSNSを戦略的に組み合わせることで、単発の集客ではなく「患者との関係資産」を構築できます。
Instagram|認知拡大とブランディングで新規患者を獲得
Instagramは整骨院において、最も新規患者の獲得につながりやすいSNSです。
理由として、視覚的な情報発信を通して「信頼」「雰囲気」「専門性」を直感的に伝えられるため、来院前の心理的ハードルを下げられるからです。
例えば、施術シーンや院内の雰囲気を統一感あるデザインで投稿すると、地域ユーザーに「ここなら通いやすそう」という印象を与えられます。また、リール動画で症状改善のストレッチや姿勢ケアを発信することで、専門家としての信頼も獲得できます。
Instagramは“見られる集客ツール”であると同時に、“選ばれる理由をつくるブランディング媒体”として運用することが鍵です。
TikTok|短尺動画での認知拡大に最適
TikTokは、新規層・潜在層への認知拡大を目的とするSNSです。
理由は、アルゴリズムの拡散力が高く、フォロワー数に関係なく動画の質次第で広範囲にリーチできるためです。
例えば「1分でできる肩こり改善ストレッチ」や「デスクワーク疲れを軽減する姿勢術」など、日常に役立つテーマは高いエンゲージメントを得やすい傾向があります。専門性よりも「分かりやすさ」「親しみやすさ」を意識したトーンで、整骨院の存在を多くの人に知ってもらうことが目的です。
TikTokは“教育”ではなく“認知のきっかけづくり”。興味を持たれたユーザーをInstagramやLINEへ誘導する導線を意識することが重要です。
LINE公式アカウント|問い合わせ対応やリピート顧客のためのCRM
LINE公式アカウントは、整骨院におけるCRM(顧客関係管理)の中心となるツールです。
なぜなら、開封率が高く、個別メッセージ・自動返信・予約管理など、来院後のフォローに最も適しているからです。
例えば、新規問い合わせへの自動返信や、施術後のフォローメッセージを設定しておくことで、迅速かつ丁寧な対応が可能になります。また、再来院を促すクーポン配信や、紹介キャンペーンによる口コミ促進にも活用できます。
LINEは「集客後の関係構築ツール」として、問い合わせ対応・再来院促進・顧客データ管理の3点を戦略的に活かすことがポイントです。
YouTube|専門性を伝え、権威性を高めるブランディング施策
YouTubeは、整骨院の専門性を体系的に伝え、権威性を確立するためのプラットフォームです。
理由として、動画コンテンツは深い理解と信頼を生み出し、「この先生に任せたい」という感情を醸成できるためです。
例えば、「腰痛の原因を医科学的に解説」「正しいストレッチ方法」などの教育的コンテンツを発信すると、視聴者の中で“専門家ブランド”が形成されます。さらに、InstagramやTikTokで関心を持ったユーザーをYouTubeに誘導すれば、より強固な信頼関係を築くことが可能です。
YouTubeは“深い信頼を獲得する場”として、他SNSでは得られない長期的なブランディング効果をもたらします。
SNS集客を始める前にやるべき設計 |

SNSを効果的に運用するためには、投稿を始める前の「設計段階」を丁寧に行うことが欠かせません。
多くの整骨院が、明確な目的やターゲットを定めずに投稿を始めてしまい、「何を伝えたいのか分からないアカウント」になってしまうのが実情です。
本章では、SNSを戦略的に活用するために必ず押さえておくべき4つの設計ポイントを解説します。
・理想の顧客像を明確にする
・発信テーマ・トーンを統一する
・投稿スケジュールと運用体制を整える
・効果測定と改善のサイクルを設計する
この設計を怠ると、どんなに良いコンテンツも成果につながりません。
逆に、設計を明確にすれば“勝てるSNS運用”が可能になります。
理想の顧客像を明確にする
SNS運用の第一歩は、「誰のための発信なのか」を具体的に定義することです。
理由として、発信対象が曖昧なままだと、内容がぼやけて誰にも刺さらないからです。整骨院の場合、ターゲットは「年齢」「性別」「悩み」「行動背景」まで掘り下げて設計します。
例えば、「30代女性で肩こり・頭痛に悩み、デスクワーク中心の生活を送っている人」と明確にすると、投稿テーマ(ストレッチ・姿勢改善・睡眠の質など)も自然に決まります。さらに、「なぜその悩みを抱えているのか(原因)」「どんな気持ちで検索しているのか(心理)」まで把握することで、言葉選びも的確になります。
ターゲットが1人に絞られているアカウントほど、フォロワーは“自分のための発信だ”と感じやすく、エンゲージメントも高まります。
発信テーマ・トーンを統一する
SNS運用の成果を分けるのは「何を伝えるか」よりも、「一貫して何を伝え続けるか」です。
発信テーマを統一することで、アカウント全体の印象が明確になり、フォロワーが「この院=〇〇専門」と認識できるようになります。
例えば、・腰痛専門院→姿勢改善、骨盤矯正、ストレッチ動画・スポーツ系整骨院→パフォーマンス向上、ケガ予防・産後ケア専門→骨盤調整、ママ向けセルフケアこのようにテーマを固定すると、投稿内容がブレずに“専門性”が伝わります。
トーン(語り口)も重要です。専門用語を避け、読者の言葉で説明することで親しみやすさが増します。“専門家として信頼される柔らかさ”が、整骨院SNSでは最も効果的なトーンです。
投稿スケジュールと運用体制を整える
SNS運用で結果を出す整骨院は、例外なく「スケジュール管理」と「役割分担」が徹底されています。
理由として、SNSは継続性が成果に直結するため、属人的な運用では長続きしないからです。
具体的には、以下のような流れを仕組み化します。
毎月1回「投稿計画会議」を実施(テーマ・担当決定)
週単位で撮影・編集・投稿を分担
投稿後のコメント・DM対応はスタッフで交代制さらに、GoogleカレンダーやNotionを使って「誰が・いつ・何を投稿するか」を可視化するのも有効です。
整骨院では院長が全てを担うケースが多いですが、スタッフの巻き込みが成功の鍵。チーム運用を前提に体制を構築しましょう。
効果測定と改善のサイクルを設計する
SNS運用を感覚的に続けている限り、成果は安定しません。データに基づいた改善が必要です。
なぜなら、SNSアルゴリズムは“継続的に改善を行うアカウント”を高く評価する仕組みだからです。
整骨院で見るべき指標は次のとおりです。
Instagram:リーチ数、保存数、プロフィール遷移率
TikTok:平均再生時間、フォロワー増加率
LINE:メッセージ開封率、友だち追加率これらを毎月集計し、反応の高いテーマを分析して改善します。
また、LookerStudioなどの無料ツールを使えば、複数SNSの成果を一元管理することも可能です。
SNSは“データで育てるメディア”。改善サイクルを設けることで、投稿が「資産」として積み上がっていきます。
SNS×Googleビジネスで地域集客を最大化 |

整骨院の多くは、地域密着型での集客を重視しています。
このとき最も効果的なのが、SNSとGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を連携させる方法です。
SNSは「認知と信頼の形成」、Googleビジネスは「来院直前の検索行動」を担うため、この2つを組み合わせることで集客効率が大幅に向上します。
本章では、次の2つのポイントを中心に解説します。
・MEO対策とSNS投稿の連動方法
・口コミ・レビュー管理とSNSでの活用
地域で“選ばれる整骨院”になるためには、オンライン上での接点を増やし、検索→SNS→予約の導線を作ることが鍵です。
MEO対策とSNS投稿の連動方法
理由は、Googleが“外部での話題性”を評価しており、SNSでのアクティブな発信が間接的にGoogleビジネスの評価向上につながるためです。
例えば、Instagramの投稿キャプションに「#福岡整骨院」「#肩こり専門」など地域+症状タグを活用し、Googleビジネス側にも同じキーワードを含む投稿や更新を行うと、関連性が強化されます。さらに、SNSで紹介した症状ページやキャンペーン情報をGoogleビジネスの投稿機能にも反映することで、検索ユーザーが“複数の接点”から院を認知できます。
MEOとSNSを連携させることは、地域集客における“発見率”と“信頼獲得率”の両方を高める最も効果的な施策です。
口コミ・レビュー管理とSNSでの活用
整骨院において、口コミは来院を決定づける最も重要な要素です。そのため、Googleビジネスでのレビュー管理とSNSでの口コミ活用を組み合わせることで、信頼形成を加速させることができます。
理由として、SNSで投稿を見たユーザーが「実際に良い口コミがあるか」を検索するケースが多く、両方の印象が一致していると来院率が高まるからです。
例えば、Googleビジネスで高評価レビューを獲得した場合、その内容をInstagramのストーリーで紹介したり、LINE公式アカウントで「お客様の声」として再投稿することが有効です。また、口コミを依頼する際は来院直後にLINEでQRコードを送るなど、自然な導線を作ると投稿率が上がります。
口コミを「集める」だけでなく、「発信に活かす」ことが、地域での信頼獲得と差別化の決め手になります。
SNSとWebサイトを連携させた集客導線設計 |

SNSで興味を持ったユーザーを、実際の来院につなげるためには「Webサイトとの連携設計」が不可欠です。
SNSはあくまで“きっかけ”であり、最終的な予約や問い合わせはWebサイトやLP(ランディングページ)で行われることが多いためです。
本章では、整骨院がSNSからWebへスムーズに誘導するための具体的な方法を解説します。
・SNS投稿から予約までの導線づくり
・LP・HP・口コミサイトとの連動
この2つを意識するだけで、SNS運用の集客効果は大きく変わります。
SNS投稿から予約までの導線づくり
SNS集客で成果を出す整骨院は、「発見→共感→行動」の流れを設計しています。
理由として、SNSで興味を持っても、次のアクション(予約・問い合わせ)につながらなければ、成果にならないからです。
例えば、Instagramの投稿キャプションやプロフィール欄に「LINEから予約可能」「公式サイトはこちら」など明確な導線を設けることが重要です。リール動画やストーリーで症状別の改善事例を紹介し、そのままLPや予約フォームにリンクさせる流れを作ると効果的です。
さらに、LINE公式アカウントを経由して自動返信で予約案内を行えば、問い合わせ対応の手間も減り、予約率が高まります。SNS投稿は“認知の終点”ではなく、“行動への入口”として設計することがポイントです。
LP・HP・口コミサイトとの連動
SNSで興味を持ったユーザーが次に確認するのが、Webサイトや口コミサイトです。
理由は、SNSで印象を持っても、実際に「信頼できる院かどうか」を判断するのはHPやレビュー情報だからです。
例えば、Instagramの投稿で「姿勢矯正に特化した施術」を紹介している場合、HP上でも同テーマに関するページを用意し、リンクで遷移できるようにしておくことが理想です。また、「エキテン」「ホットペッパービューティー」「Googleビジネス」といった外部サイトの口コミをHPに埋め込むことで、SNSとWeb上の印象を一致させることができます。
SNS→HP→口コミの流れを統一することで、“信頼→行動”までの心理的距離を短縮できます。
整骨院におけるWeb導線設計は、“SNSが呼び込み、HPが確信を与える”という役割分担で考えるのが効果的です。
オフライン施策とSNSの掛け合わせで相乗効果を出す |

整骨院の集客において、SNS運用と同じくらい重要なのが「オフライン施策」との組み合わせです。
SNSはオンラインでの認知・信頼を広げる一方で、オフラインは地域密着型の接点を作る役割を担います。この2つをうまく連動させることで、オンラインとリアルの両面から患者との関係を深められます。
本章では、整骨院が実践できる代表的な掛け合わせ施策を2つ紹介します。
・地域イベント、紹介カードの活用
・オフライン来院者をSNSフォローへ誘導する方法
地域密着の整骨院ほど、この“リアル×SNS”の設計が集客の決め手になります。
地域イベント・紹介カードの活用
地域での接点を増やすためには、SNSと地域イベントを連動させることが有効です。
理由は、オフラインで直接接したユーザーにSNSを通じて継続的に情報発信できるからです。
例えば、地域のマルシェやスポーツ大会などに出店し、「無料姿勢チェック」や「ストレッチ体験」を提供する際、InstagramのQRコードを記載した紹介カードを配布します。イベントで興味を持った人がSNSをフォローすることで、来院前から信頼関係を築けるようになります。
また、来院時に「紹介カードを持参した方限定の特典」を設けることで、紹介経由の新規獲得にもつながります。地域活動を“集客の入り口”に変えるには、オフライン施策とSNSのセット活用が不可欠です。
オフライン来院者をSNSフォローへ誘導する方法
来院した患者をSNSへ誘導することで、再来院や紹介の確率を高めることができます。
理由として、SNSで接点を持ち続けることで、来院後も整骨院を“記憶に残す存在”にできるためです。
例えば、会計時に「最新のストレッチ動画をInstagramで紹介しています」と声かけしたり、受付にQRコード付きのPOPを設置するのが効果的です。また、施術後のフォローLINEで「SNSフォロー特典」や「セルフケア動画のリンク」を送ると、自然な流れでフォローが促せます。
このように、オフラインで接した患者をSNS上で継続的にフォローアップすることで、信頼が深まり、紹介や口コミの発生率も上がります。SNSは“来院後の関係維持ツール”として活用することが、長期的な集客のカギです。
SNS運用の効果測定と改善 |

SNS運用を継続するうえで重要なのは、「運用して終わり」にせず、成果を定期的に分析し、改善を積み重ねることです。
整骨院のSNSは投稿や広告の反応を通じてアルゴリズムが学習していくため、分析と改善を繰り返すことで成果が安定していきます。
本章では、成果を“見える化”し、運用をブラッシュアップするための3つのポイントを解説します。
・SNS集客の効果が出るまでの目安
・運用ツール、分析方法
・改善サイクルの仕組み化
この仕組みを導入することで、SNS運用は感覚的な発信から“再現性のあるマーケティング活動”へと変わります。
SNS集客の効果が出るまでの目安
SNS集客の効果が表れるまでには、一般的に「6〜12ヶ月」の期間が必要です。
理由は、アルゴリズムが投稿の内容・頻度・エンゲージメントを学習するのに時間がかかるためです。
例えば、Instagramでは投稿頻度を週2〜3回に保ちながら、継続的に同じテーマ(肩こり・姿勢改善など)を発信していくことで、次第に関連ユーザーへの露出が増えていきます。TikTokの場合も同様に、一定の投稿数を重ねることで“どの層が反応するか”が明確になり、リーチが安定します。
整骨院のSNS運用は、単発投稿の反応で一喜一憂せず、半年スパンで「アカウントが育つ過程」を前提に進めることが重要です。焦らず“育てる”意識が、継続の最大の武器になります。
運用ツール・分析方法
SNS運用を効率化するためには、ツールを活用して「定量データ」を把握することが欠かせません。
理由として、感覚的な判断だけでは改善の方向性が曖昧になり、効果的なPDCAが回せないためです。
Instagramでは、インサイト機能で「リーチ数」「プロフィール遷移率」「保存数」を重点的に確認します。TikTokでは「再生率」「平均視聴時間」「フォロー率」、LINEでは「メッセージ開封率」「クリック率」「ブロック率」を見ると、ユーザーの関心度が把握できます。
また、複数SNSを運用している場合は、LookerStudioやNotionなどを使い、データを一元管理すると便利です。毎月の数字を可視化することで、どの投稿が成果に直結しているかを明確にできます。
数字を「記録すること」自体が、改善の第一歩です。
改善サイクルの仕組み化
効果測定をしたあとは、改善サイクルをルーチン化することが大切です。
理由として、データ分析は一度きりでは意味がなく、定期的に見直すことで改善の精度が上がるからです。
例えば、月末に「数値確認→課題抽出→改善案立案→翌月実行」という4ステップをチームで行うだけでも、運用の質は格段に向上します。反応が高かった投稿テーマを増やし、反応の薄かった内容は構成を見直すことで、少しずつ成果が安定していきます。
整骨院では、現場スタッフが感じた患者の反応をフィードバックとして反映することも有効です。SNSは“現場発信メディア”であるため、データと現場感の両方を取り入れた改善が理想的です。
この改善サイクルを継続することで、SNSは一過性の施策ではなく、院の成長を支えるマーケティング資産となります。
法令遵守と炎上対策の基本 |

SNSを通じて整骨院の魅力を発信する際、最も注意すべきなのが法令遵守と炎上リスクの管理です。
医療や健康分野に関する情報発信では、誤った表現や誇張広告が法令違反となる可能性があり、アカウント停止や行政指導に発展するケースもあります。また、患者の写真や口コミの扱いを誤ると、思わぬ炎上につながることもあります。
本章では、SNS運用において特に重要な3つの観点を解説します。
・医療広告ガイドラインで注意すべきポイント
・口コミ、体験談投稿におけるNG表現
・スタッフ、患者の写真投稿時の注意点
これらを理解しておくことで、安全かつ信頼される情報発信が可能になります。
医療広告ガイドラインで注意すべきポイント
整骨院のSNS投稿では、医療広告ガイドラインの理解が不可欠です。
理由として、整骨院は「柔道整復師法」や「景表法」の対象となり、治療効果を断定するような表現は違反と見なされる可能性があるためです。
たとえば、「必ず治る」「1回で改善」「〇%が完治」といった断定的な表現や、ビフォーアフター写真の掲載も注意が必要です。これらは“誤認を与える広告”として行政指導の対象になることがあります。
安全に運用するには、客観的事実を示す「根拠あるデータ」や「一般的な傾向」として伝える工夫が大切です。たとえば、「施術後に体が軽くなったと感じる方が多い」といった表現であれば、ガイドライン上問題なく伝えることができます。
ガイドラインを理解して投稿を行うことは、単なる法令遵守に留まらず、専門家としての信頼を守る行為でもあります。
口コミ・体験談投稿におけるNG表現
患者の声を紹介する投稿は信頼性を高めるうえで有効ですが、取り扱い方を誤ると違反リスクが生じます。
理由は、医療・整骨分野では、個人の体験談が“治療効果の保証”と誤解される可能性があるためです。
例えば、「この施術で必ず改善しました」「数回で痛みが完全になくなりました」といった表現はNGです。また、口コミを引用する場合も、本人の許可を得ているかが重要です。GoogleレビューやLINEでの感想を掲載する際は、必ず「掲載許可を得た旨」を明記しましょう。
さらに、コメント欄に寄せられた感想をそのまま広告に転用することも避けるべきです。
SNSで口コミを紹介する際は、“事実の共有”と“誇張の線引き”を意識することで、信頼を保ちながら安心して運用できます。
スタッフ・患者の写真投稿時の注意点
写真や動画を投稿する際は、肖像権・プライバシー保護の観点から、事前の確認と同意が必須です。
理由として、無断で撮影・投稿した場合、個人情報保護法や肖像権の侵害にあたる恐れがあるためです。
例えば、患者の施術風景や笑顔写真をSNSに掲載する際には、書面またはLINEでの同意確認を必ず行いましょう。「宣伝目的では使用しません」「院のSNSに掲載される場合があります」など、利用範囲を明確にしておくことが重要です。
また、スタッフが登場する場合も、発信内容やトーンが院のブランディングと一致しているかを確認することが望ましいです。SNSは院の“顔”となるメディアであるため、見られ方や印象を意識した運用が信頼につながります。
炎上を防ぐ最大の対策は、“他者の立場を想像した投稿”を心がけること。
誠実さと透明性が、SNS時代の整骨院経営の信頼を支える要素です。
整骨院SNS集客の成功事例 |

SNS運用で成果を上げている整骨院には、共通する特徴と再現性があります。ここでは、実際の運用成果をもとにした3つの成功事例を紹介します。
いずれも「SNS=単なる投稿ツール」ではなく、「患者との信頼構築・関係性の育成」として位置づけている点が共通しています。
・Instagram広告で売上が3倍になった整骨院
・LINE運用でリピート率が向上した事例
・地域イベント×SNS発信で新規患者が増えた例
それぞれの成功要因を分解し、自院のSNS施策に活かしましょう。
Instagram広告で売上が3倍になった整骨院
Instagramを活用して新規集客を実現した整骨院では、「世界観の統一」と「広告の掛け合わせ」が鍵となりました。
理由は、自然投稿でブランディングを行い、広告で認知拡大と予約誘導を行うという明確な役割分担を設けたからです。
具体的には、院内の雰囲気・施術シーン・スタッフ紹介などを一貫したデザインで発信し、その投稿をもとに広告を配信。広告では「地域名+症状訴求(例:福岡肩こり改善)」をテーマに設定し、興味を持ったユーザーをLINE登録へ誘導しました。
結果として、開設3ヶ月でフォロワーが2,000人を超え、Instagram経由の予約数が月平均で約3倍に増加。ブランディングと広告を一体化させたことで、費用対効果の高いSNS運用を実現しています。
LINE運用でリピート率が向上した事例
リピート率を大きく改善した整骨院の成功要因は、「来院後のフォローアップ設計」にあります。
理由として、多くの院が新規獲得に注力しすぎて、既存患者との関係維持を軽視してしまう傾向があるためです。
この整骨院では、施術後に自動配信メッセージで「体の状態の振り返り」と「次回来院の目安」を案内。さらに、3日後に「セルフケア動画」のリンクを送ることで、施術の効果を継続的に実感できる仕組みを整えました。
この取り組みにより、再来院率は約1.4倍に増加し、LINE経由での紹介患者も増加。“売り込みではなく寄り添うコミュニケーション”が、リピートの自然発生を生んだ好例です。
地域イベント×SNS発信で新規患者が増えた例
地域密着型の整骨院では、オンラインとオフラインを掛け合わせた集客で成果を上げています。
理由は、地域のリアル接点で信頼を得てからSNSで接触を継続することで、“顔の見える関係”を築けるためです。
この整骨院では、地域の健康フェアやマルシェに出展し、姿勢測定・ストレッチ指導を無料提供。その際にInstagramのQRコード付きカードを配布し、フォロー特典として「セルフケア動画」を限定配信しました。
結果、イベント後1週間でフォロワーが150人増加し、そこからの予約が10件発生。
SNSと地域活動を一体で設計することが、短期的な成果と長期的な信頼の両立につながっています。
整骨院のSNS運用でおすすめの会社 |

整骨院のSNS集客を外部に依頼したいと考えても、Instagramだけ・LINEだけといった部分的な支援にとどまる会社が多く、SNS全般を戦略的にサポートできる専門会社は非常に限られています。
実際にWeb検索で比較しても、整骨院の特性を理解しつつ、複数SNSを横断的に支援できる企業は数えるほどしか存在しません。
そのため、本記事では「SNS全般に対応可能な体制」を持つ代表的な2社を厳選して紹介します。
株式会社ビーステップ|戦略設計から運用まで一貫支援

株式会社ビーステップは、地方企業のSNSマーケティング支援に特化した会社です。
最大の特徴は、「戦略設計」から「運用・改善」までをワンストップで支援できる点にあります。
整骨院・治療院業界においても、Instagram・LINE・TikTok・YouTubeなど複数媒体を横断し、新規患者獲得からリピート促進まで一貫した集客戦略を設計します。
また、単なる運用代行ではなく、ターゲット設計やKPI策定など“成果の出る運用構造”を重視。
「投稿して終わり」ではなく、「収益に直結するSNS運用」を実現できるのが強みです。
SNSの設計から運用まで外部委託したい整骨院には最適なパートナーといえるでしょう。
株式会社船井総合研究所|経営戦略と連動したSNSコンサルティング
株式会社船井総合研究所は、整骨院・整体院業界をはじめとする医療・ヘルスケア領域に強みを持つ総合コンサルティング会社です。
SNS運用を単独施策としてではなく、経営戦略全体の一部として位置づけ、集客・ブランディング・リピート設計までを包括的に支援します。
特に「Instagramを活用した認知拡大」「LINEを活用した顧客維持」など、院のフェーズに合わせた支援体系が整備されており、業界動向や成功モデルを踏まえた実践的なアドバイスが受けられます。
経営全体の収益改善や院の成長戦略と連動したSNS施策を求める整骨院におすすめです。
なお、Instagram運用に特化した会社を探している方は、以下の記事で詳しく紹介しています。
まとめ |

本記事では、整骨院がSNSを活用して集客を成功させるためのポイントを解説してきました。
SNS運用の本質は、単に投稿を続けることではなく、「目的を持って継続すること」にあります。
誰に、何を、どのように伝えるのかを明確にし、日々の発信を積み重ねていくことで、初めて成果が見えてきます。
SNSでの集客は短期的な爆発よりも、長期的な信頼の積み上げです。
フォロワー数や“いいね”の数よりも、「投稿を見て来院した」「LINEで相談が増えた」といった実際の行動変化を成果として捉えることが大切です。
整骨院におけるSNS活用は、今や“選ばれる理由をつくる経営戦略”の一部、継続的に情報発信を行い、地域で最も信頼される存在を目指しましょう。
また、貴社の目標を最短で達成するために必要な戦略については株式会社ビーステップへご相談ください。
ビーステップは、SNSマーケティングにおいて効果的な戦略を熟知しており、貴社の商材や目的に合わせた収益向上に直結するSNS施策をご提案いたします。
ご支援内容は、ご提案にご納得いただいた上で実施されるため、安心して依頼いただけます。
さらに、ご支援範囲も設計から運用までワンストップで対応可能なので、業務が忙しくて手が回らない方でも、安心してご利用いただける点も魅力です。
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